2018年04月09日

『業務システム開発モダナイゼーションガイド』とても良い本です

  
今年の2月に日経BP社から発売された『業務システム開発モダナイゼーションガイド 非効率な日本のSIを変革する実践的ベストプラクティス』を読み終わりました。

マイクロソフトコンサルティング本部で長年SI業界の開発現場を見てきた著者だから書ける渾身の一冊です。


赤間信幸(著)
日経BP社

本書は、主に、企業のIT部門、Sierおよびその関連企業でソフトウェア開発に関わる人々を対象にした本で、タイトルの通り、業務システム開発をいかに正しい方向に導き、開発現場を近代化できるようにしたら良いかを説いた内容となっています。

日本のSI業界が抱える問題点をどう改善しソフトウェア開発を進化させたら良いのか悩んでいる方には、得るものがたくさんあると思います。

エンジニアだけではなく、マネジメント層の方にも是非読んでほしい本です。
要件定義から設計、実装、テストといった各工程で何をやったら良いかの指針が示されています。

この本を読んで好感が持てるのは、理想論や頭でっかちの理論で「ソフトウェア開発はこうあるべき」と論じるのではなく、現実を直視し、コストと開発効率と品質のバランスを取り、やらなくて良いものはやらないという潔さがある点です。 そして、なぜそうするのか、何のためにそうするのかというWhyとWhatに焦点を当てている点です。

著者の赤間さんがマイクロソフトコンサルタントということもあり、MS製品を例に取っている箇所も多いですが、それは本質的な部分ではないので、MS製品を使った開発をしていない方にも十分読む価値があると思います。

筆者のIT業界を良くしたいという思いが伝わってくる本です。